こんにちは!女性専門パーソナルトレーナーの池田快人(イケダカイト)です。⇒プロフィール紹介はこちら
昨日、書いたテレビ出演もしている”とある女性社長”をダイエット中!体重推移が危なっかしすぎて面白すぎる件こちらの記事が、多くの女性ダイエッターに共感&参考にしていただいているようです。ダイエットに迷子状態の方はぜひご覧になってみてください!
さてさて、今日はダイエットをしていると、
「本当にこの食事方法で合っているのかしら?」
「この食べ物は、パーソナルトレーナーはNGだと言っていたけれど、ダイエット番組ではOKって言ってたわ・・・どっちが正しいの?」
このような機会もたくさんあると思います。つまり、自分に合っている食事方法やダイエット方法が分からない・・という事ですよね。今回の記事は、自分のカラダの状態を知ることができる方法を紹介します!
目次
ダイエットを行うときに大切な4つの原則
ダイエットをしている時に、大切な原則が4つあります。それが
- 自分の身体の現状を知る
- 今の体型になった原因を知る
- 正しい改善方法を知る
- 方向性が間違っていないかチェック・評価をする
です。僕は恵比寿のサロンにダイエットに来ているお客さんに、このことを伝えています。正しいダイエットを行うため、ダイエットに迷子にならないためにはこの4つが大切です。特に4つ目のチェック方法(体重や体脂肪率以外の)を知らないと迷子になり易いです。なぜなら、体重が落ちていないと不安になりますよね?
そんな時にも、身体は確実に変化しているものです。それが分かれば安心材料の一つになるでしょう。今日は、この4つ目の”自分でできるダイエット中の体重以外の評価方法”を1つ紹介してきましょう!
Phバランスを知ると身体のことがもっと分かる
ダイエット中に体重を基準に「上手くいった」「失敗した」と判断する女性は多いです。でも、それだと体重が落ちなくなった時に落ち込みますよね?僕は、いつも伝えています。「体重を落とすことも大切かもしれないけれど、それ以外にも変わってくることって沢山あるよ!」って。
体重以外にも変化に気付けば、自分のダイエット方法が合っているとか、間違っているって判断がし易くなりますよね。今日は、その一つの判断材料であるphバランス(酸性・アルカリ性)についてです。
昔、理科の授業でリトマス紙を使った実験をやったことがあると思います。リトマス紙は、Phバランスを簡易的に測定する紙ですが、よくプールの塩素濃度を測ったりする時に使われたりもしますね。水道水にも含まれる塩素は「酸性」ですが、僕たちの細胞は7.35~7.4位の「弱アルカリ性」を保っていると言われています。
今日の話を知っておくと、ダイエット中でも健康に気をつけている方でも、食べ物を選ぶ時の判断基準がとってもわかり易くなります!
そもそも酸性とアルカリ性って何?
ざっくり分かり易くお伝えすると、
酸性・・・ミネラルが含まれない(代わりにリン酸、塩素、硫黄などが含まれる)
アルカリ性・・・ミネラルが含まれる(マグネシウム、ナトリウム、カリウム、カルシウムなど)
です。先ほどお伝えしたとおり、僕たちの体内は「弱アルカリ性」を保っています。酸性に傾くことをアシドーシス、アルカリ性に傾くことをアルカローシスと言います。どちらも、過度に行き過ぎてしまうと僕たちの身体は不調を起こします。
酸性に傾きすぎると危険?アシドーシスの症状
今年の夏は、甲子園が100回目の記念大会ということもあり大いに盛り上がりました。僕は、ずっと野球をやってたので分かるのですが、おそらくベンチの裏で吐いている高校球児もいたはずです。あとは試合中に脚が攣ったりとか。アシドーシスの一つの症状として
- 過呼吸
- ショック状態
- 吐き気 など
が挙げられます。炎天下のもとで、さらにミネラルが不足すると酸性に傾き易くなり、これがアシドーシスを引き起こし易くなります。(極端な短期ダイエットなどによる糖質不足(低血糖状態)もこのような症状を引きこすんじゃないかと、今勉強中です)
つまり、アシドーシスはヤバイ状態。飲酒運転するパイロットくらいヤバイです。血液がドロドロになると言われているのがこちらのアシドーシスの状態。身体が危険信号を発します。
極度なダイエットでも起こりうるアシドーシス
で、今日お伝えしたい大切なことは、極度なダイエットや日常の不摂生でもこのアシドーシスというのは起こりえますよ。ってことです。高校球児やアスリートほど酷い状態にならなかったとしても、ダイエットをしていて眩暈やフラフラするなどといった経験を持っている方も少なくはないでしょう。
アシドーシスに傾くダイエットや食事方法は、危ない痩せ方です。筋肉は落ちるし、体調は悪くなるし。今でもこのダイエット方法を実践している女性は多いと思います。例えば極度食事制限とか、食事の偏り、先ほど伝えた必要な糖質(特に果糖)の控えすぎ。など。これらは、アシドーシス、つまり身体を自ら酸性に傾けている可能性もありえます。一応、お伝えしておくとアシドーシスになると痩せます。(太る人もいますが)
アルコールを沢山飲んで、食事をほとんど食べないで、痩せている人っていますよね?(お腹は出ますが)アルコールは酸性の代表的な一つですが、あれはアシドーシスのいい例です。
あとは、口の中がネバネバしたり、女性であれば生理中の血がドロドロになったりしたことってありませんか?酸性に傾くと、僕たちの体液は粘着性がでます。逆にアルカリ性の時はサラサラ。後は、酸性になっていると臭いもきつくなります。分かりやすく言うと、酸性状態は流れの悪い川と同じで、循環しにくいため濁り易いです。
酸性に傾く原因
これは、食事だけでなく下記のことも一部の原因となり得ます。
- 熱(夏場とか、運動のしすぎとか)
- 紫外線
- 汚染された空気
- 水分不足
- 塩素(水道水を飲むとか、お風呂に長時間浸かるとか)
- 極度なストレス(人間関係とか急な環境の変化とか)
高校球児たちは、ほぼ全ての影響を受けているでしょうね。。
酸性・アルカリ性を簡単に調べる方法
さて、ここから実践編!自分の身体が酸性かアルカリ性かを調べる簡単な方法があります。それが、最初にお伝えした「リトマス紙を使った実験」です。下の写真を見てみてださい↓

これは、僕が買ってきたリトマス紙です。(これは、薬局とか東急ハンズとか、amazonでも変えます)1-14までの数字があります。7が中性、それ以下は酸性、それ以上はアルカリ性です。(僕たちの体内は7.3~7.4くらいなので弱アルカリ性)
で、この紙をちょん切ってみると、こんな感じです。

唾液は、通常アルカリ性です。これを舐めて唾液を付けてどんな色に変化するか実験!(7以上(みどり色っぽい色に変化すればOK)
ぺろぺろ

しばらくすると色が変わります。

これだと”7”くらいですね。(ちなみに、この時は僕の中ではあんまり身体の状態はいいと感じませんでした。きっと前日のアルコールのせいです。w)悔しいので、身体の状態が良いなと思うときに、もう一度測定してみました。(ズルですw)そうすると・・・

8くらいの色になりましたね!!(ちなみに、1回目と2回目の測定は数時間しか変わっていません。僕はアルカリ性に傾ける方法を知っているので簡単に変わりました。)

さすが、パーソナルトレーナー!笑
ちなみに、この実験を家族のみんなでもやってみました。妻と子どもたち含めて家族4人ともみどり色(ph8くらい)に変わり、さすが池田家だと感心したものですw
ちなみに、最初にうちのサロンにいらした方にこちらのリトマス紙実験をやっていただくと、紙がみどり色(アルカリ性)に変わるのは10人中2,3人がいいとこです。他の7、8人はオレンジ色のままです。(酸性)
人間関係がドロドロしている人は、血液などもドロドロし易い傾向にあります。笑(これ、半分冗談ですが半分は本当です)人間関係がドロドロすると、食事も酸性の食べ物を欲するようになる傾向がある気がします。
酸性食品とアルカリ性食品の識別
≪酸性食品≫
- 動物性タンパク質(肉、魚など)
- 精製された砂糖など
- ハムやソーセージ
- お菓子類
- ジュース
- 加熱した植物油 など
≪アルカリ性食品≫
- 海藻類
- 塩
- 野菜
- 果物
- 砂糖でも未精製や非加熱はちみつ など
酸性食品が全て悪い!というわけではないです。pHバランスは酸性とアルカリ性の判断基準になりますが、ミネラル以外の栄養素のことまでは詳しく分かりません。ただ、酸性食品の特徴は「焦げ易いものが多い」です。
ダイエット中の方や、健康に気を付けている方は、ぜひ参考にしてみてください。(次回、具体的に写真を掲載しながらどんな食べ物を食べるといいのかお伝えしていきます)
質によって酸性度合いは変わる話し

写真のリンゴのように、アルカリ性のものでも腐ったりすると酸性に傾いたりする場合もあります。あとは、先ほどお見せしたリトマス紙の実験のように、人でもアルカリ性の健康体の人もいれば、アシドーシスに傾いている不健康な人もいます。
何が言いたいかというと、これは僕たちが食べている肉や魚、野菜などにもいえるってことです。例えば、牛でもどんな環境で育って、どんな食べ物を食べているかで”肉の質”(酸性度合い)は変わります。
牛舎に閉じ込められて、早く太らせる為に穀物ばかりを食べさせられ、さらに運動をまともにしていない牛。それと、放牧されてのびのび育ち、草を食べながら育った牛。イメージしてみてください。太り易い不健康なものばかり食べて、ゴロゴロしながら汚れた家にいる人の肉質と、健康的なものを食べて、空気のキレイなところで適度な運動をしている人の肉質。どっちを選びますか?リアルですけど、そういうことです。
最後に
先ほど伝えたとおり、酸性が悪いわけではないです。胃液は強酸性ですし便も酸性です。結局、バランスの話になってくるのですが、現代の人や流行りのダイエットでは、食事以外にも酸性に傾く機会が多いということです。
制限のしすぎによるダイエットは、今回お伝えしたとおり色々なリスクも付きまといます。自分で理解しながら行っているのであればいいのですが、知らずにやっている女性も多いと思います。
体型に悩んできた方であれば、痩せるのは大切なことだと思います。でも、健康で在ることは、長い目でみてもっと大切なことだと思います。なぜなら、ダイエットは痩せる為じゃなくてアナタの幸せのキッカケを作るためにやっているのでしょうから。
どうか、自分の一番大切な部分を見直した上で正しいダイエットができますよう。本日も最後までごらんいただきありがとうございました!
11/23(金)開催決定!

コメントを残す