【第一話】~人生は変わる!子どもたちに学ぶちょっとブラックな食卓の物語~

1980~1990年代のこと。この時は、バターに変わって「マーガリンが身体に良い」という噂が瞬く間に広まって、40代~50代の主婦たちはこぞって、マーガリンを買いに行った時代。これは、とある家庭のちょっとブラックな食卓の物語。
7歳のマサオは、朝起きるといつも通り、おいしそうに焼けたパンの香りで目が覚めた。
母「おはよう!ご飯できたよー」

食卓に並ぶ熱々のパンを見て、マサオはいつもの好物にさっそく手を伸ばす。”それ”をスプーンですくい取って、たっぷりパンに塗って食べるのを楽しみにしている。マサオはマーガリンがたっぷり塗られたパンを一口食べてから、みそ汁を飲むのがなぜか大好きだった。
マサオ「美味しい!」
母「良かったわねー、お味噌汁も今持っていくからね」

食卓には、他にも残り物ではあるがおかずがいくつか並んでいる。けれど、マサオが食べるのはパンとみそ汁、食べても目玉焼きばかり。その他は、母から言われて嫌々グレープルーツを少し口にする程度。酸っぱいのが苦手なマサオは、グレープフルーツに大量の白砂糖をかけて食べていた。そんな朝食を済ませてから、友だちと一緒に小学校に通うのがマサオの日課だった。
マサオは、2歳の時に百日咳で入院をしていたことがある。もちろん本人は覚えていないが、入院中に看護婦に間違った箇所に点滴を打たれて、死にそうになったことがある。今でいえば、軽い裁判沙汰になるかもしれない。そして、幼稚園や小学校に入っても、活発ではあったが、よく風邪を引いている男の子だった。
風邪を引いて咳や熱が出るたびに、母親に連れていかれる病院。マサオにとって、そこは地獄。病院の匂い、雰囲気、注射はもちろん、何より嫌いだったのが出される”粉薬”だった。
当時は、今のようにカプセルではなく粉薬が主流で、マサオはこの粉薬が大の苦手。それでも、母親は
「薬を飲まないと良くならないわよ!」

といって、全力で薬を飲ませる。マサオも全力でそれを拒否する。こんな光景は日常茶飯事。
マサオ「こんなにまずいのに、薬を飲んで本当に良くなるの?」
母「良くなるわよ!」
マサオ「お母さんは、薬に何が入っているか知っているの?」
母「知らないわよ」
マサオ「じゃあ、なんで良くなるって言えるの?」
母「お医者さんが飲んだ方が良いって言っているからよ」
マサオは、この時から”とある違和感”を感じていた。
「薬を飲んで良くなるんなら、なんでこんなに僕は風邪ばかり引くんだろう・・」

しかし、これ以上言っても無駄だと思って、それ以上母親に聞くことはなかった。それでも薬は飲みたくなかったため、全力で拒否した。
一般的に使用されている、風邪薬はいくつかあるが、解熱鎮痛剤アセトアミノフェンには、下記のような表記がある。
【副作用4】 本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる 調査を実施していない。 重大な副作用(1) ショック(頻度不明),アナフィラキシー(頻度不 明):ショック,アナフィラキシー(呼吸困難,全 身潮紅,血管浮腫,蕁麻疹等)があらわれること があるので,観察を十分に行い,異常が認められ た場合には投与を中止し,適切な処置を行うこ と。
【警告】本剤により重篤な肝障害が発現するおそれがあるこ とに注意し,1日総量1500mgを超す高用量で長期投与 する場合には,定期的に肝機能等を確認するなど慎 重に投与すること。 ( 「2.重要な基本的注意(9)」の項参照)
(1)
本剤とアセトアミノフェンを含む他の薬剤(一般用医 薬品を含む)との併用により,アセトアミノフェンの 過量投与による重篤な肝障害が発現するおそれがあ ることから,これらの薬剤との併用を避けること
が、、、母親は「チョコレートだよ」といって、粉薬を入れたチョコレートを電子レンジに入れて、練ったものをマサオに飲ませようとする始末。当然、マサオは
「なんか、変な臭いがする!」
そういって、拒む。しかし、母はスプーンにその物体を盛って口に入れてくる。これは”母の愛情”という名の”エゴ”なのかもしれない。※1薬の成分には、交感神経を誘発する成分や、副交感神経を遮断する成分があります。自律神経系と解毒の症状(風邪や皮膚疾患など)の相関関係を知っている人なら、これがいかに身体の免疫や代謝にとって危険なことかがお分かりいただけると思います。交感神経と副交感神経については、随時紹介していきます)
病院は嫌いだったが、学校を休めて家で”NHKの教育テレビ”を観るのはマサオの楽しみだった。

子ども心に
「これのどこが教育なんだろう?」
と、思っていたが、楽しいからまぁ良かった。
父親は言っていた。「このテレビを観るのに、毎月3,000円も払っているんだよ」
マサオ「テレビを観るのに3,000円かかるの?」
父親「そうじゃなくて、このチャンネルだけなぜかお金がかかるんだ」
マサオ「へぇ~~、他のチャンネルはお金がかからないのにどうして?このチャンネルを観なければお金は掛からないの?」
父親「観なくても払わなきゃいけないんだって」
マサオ「断ればいいのに!」
父親「他のお家もみんな払っているものだからね」
マサオ「変なの~」
中華料理屋を営んでいた父親は、近所づきあいや周りとの関係性を重視する父親で、料理が出来て、面白いところに連れて行ってくれる父親がマサオは好きだった。

教育テレビを観ながら、昼になると
「何か食べたいの物ある?」
と、母親が聞いてくる。マサオはいつも
「果物が食べたい」
と答える。

いつもは果物を食べないマサオは、体調が悪くなるといつも果物を欲しがる。リンゴ、ミカン、ライチ、ブドウ、など水分の多いものを食べたくなった。不思議とバナナを食べる気はしなかった。マサオは、薬を飲むのは嫌いだったが、風邪を引くといつも自分のためにフルーツを買って来てくれるやさしい母親が好きだった。
普段、マサオは、学校でも自宅に帰ってきてからも外で遊ぶ機会が多かった。ドッチボール、追いかけっこ、お兄ちゃんとの闘いごっこなど、活発に動いた。よく動いていたおかげで、小さいころに太ることはなく、体力は人一倍あった。幼稚園の頃は、幼稚園バスがあるにも関わらず、父親といつも歩いて冒険をしながら幼稚園に通っていたし、普段は野球、冬はスキーなどもした。
散々遊んで、夜になると両親はまだ仕事をしていたため、兄と弟の三人でご飯を食べることが多かった。
母親が作る時は、三大栄養素の一つである炭水化物が食事のメイン。ご飯はもちろん、パン、カレー、スパゲッティ、オムライスなど洋食が食卓に並ぶことも多かった。実家が中華料理屋ということもあって、母親がご飯を作れないときは、中華料理が並ぶことも多かった。中華料理には、精製されている炭水化物である小麦粉を使用する食品が多かった。餃子、ラーメン、チャーハン、春巻、中華丼、麻婆、シューマイ、肉まん、油をたっぷり使った肉炒め。

そして、大量の植物油を使っている、中華料理が子どもたちはみんな好きだった。子どもが大きくなるためには”炭水化物を主食にして摂取すること”というのが、この頃から常識になっていた。
父親は、キャベツの千切りにたっぷりの白いドレッシングをかけるのが好きで、マサオや兄弟もサラダを食べる時は、その味付けを好んで食べた。というより、たっぷりのドレッシングやマヨネーズをかけなければ食べないというのがホンネだ。※2炭水化物に並び、三大栄養素の一つである”脂質”。しかし、この脂質にも様々ある。原材料名に”植物油脂”と書かれている油は、脳の神経を阻害する可能性があります。油を摂るとカロリーが高いから太るのではなく、カラダの代謝や免疫システムを狂わせるから、太りやすくなるという理由はあまり知られていません)
兄弟3人とも、朝起きるのが大の苦手だった。よく寝ているのにも関わらず、日中学校にいる時も眠くなる。しかし、マサオは「寝る子は育つ」と両親にも学校の先生にも言われていたから、その時は特に気にはしなかった。
2つ上の兄、ワタルとはよく遊んだ。そして、よくケンカもした。5つ違いの弟のシゲキともよく遊んだ。そして、よくケンカもした。というより、マサオとは5歳も離れているので一方的なケンカで、シゲキはいつも泣かされていた。
マサオが小学6年生の時に、小学1年生のシゲキが事件を起こした。シゲキの担任の先生がマサオの教室にやってきてこう言った。
「シゲキ君が、4年生の男の子の顔を殴って怪我をさせてしまったの」

どうやら、昼休みに体育館で遊んでいたシゲキのバスケットボールを、4年生の男の子が取り上げたら、シゲキが怒って相手の子を殴ってしまったらしい。その話を聞いた時、マサオはこう思った。
「シゲキは立派なボクサーになるな」
当然、両親はその子の家に誤りにいったのだが、シゲキはこの頃から”キレる癖”があった。そして、小さい頃からアトピーがあった。女姉妹で育ってきた母親からすれば、男三人の子どものことは、心配になるのだろう。母親はシゲキを定期的に病院に連れていき、ステロイドを処方されて、いつも皮膚に塗っていた。それでも、アトピーは一向に治ることはなかった。塗った時は、一時的に良くはなるのだが、塗らないと酷くなる。

マサオは、これを見ていて「風邪薬と一緒じゃん」と思っていた。
「ホントに治るなら、薬を何度も塗る必要なんてなさそうなのに・・」
と。※3植物油脂、マーガリン、白砂糖、など高度に精製された食品は、脳の神経障害「キレやすい」「突然泣き出す」など感情の起伏が激しくなる傾向があります。(体にとって重要な5大栄養素の一つであるミネラルを奪うため)また、免疫力のある子どもたちは、これらのいわゆる”毒素”を排出するために、皮膚の疾患(アトピーなど)を症状として引き起こすことがあります。
兄のワタルは、小さい時から目が悪かった。俗にいう牛乳瓶の蓋のような分厚い眼鏡を幼稚園の頃からしていた。そして、特に重い病気をすることはなかったが、やはりキレやすかった。が、この時はまだ、家族にとって重大な事件が起こることは誰一人知らなかった。
続く・・・
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